夢のマイホームは注文住宅で建てたい

まずは愛知で土地探し。地価を調べよう

愛知ってどんなとこ？

愛知は中部地方に位置する県ですが、「レゴランド・ジャパン」、映画やドラマのロケ地としても有名な「博物館明治村」、「名古屋港水族館」など楽しめるところが多くあります。2022年には「ジブリパーク」がオープン予定になっており注目を集めています。

また「名古屋城」、「岡崎城」、「国宝犬山城」といった歴史的建造物が豊富なところも特徴です。その中でも岡崎城は、徳川家康が生まれた城として知られており、国宝犬山城に関しては織田信長、徳川家康、豊臣秀吉が奪い合った城として有名ですよね。

このように愛知では、歴史上の有名な人物を輩出しており、全国の大名の約70％が愛知出身という説もあります。昔から重要なエリアとなっていた愛知ですが、現在は製造業が盛んに行われており、世界で活躍する大手企業も多いです。

特にトヨタ自動車の本社が、豊田市にあるということは他県でも知っている方が多いのではないでしょうか。また名古屋市は中部地方で最も人口が多く、全国規模で見ても、横浜市と大阪市に次いで3番目に人口が多い都市になっています。

また名古屋は新幹線が通っているので、他県からアクセスしやすく観光客も多いです。愛知といえば、やっぱり「味噌煮込みうどん」や「手羽先」が有名な料理になるので、観光客の方の中にも、それを求めてくる方も多くなっています。

名古屋市内の地価を見てみよう

愛知の県庁所在地である名古屋市ですが、名古屋市の土地価格はどうなっているのでしょうか。県庁所在地だから高いのではと思っている方も多いことでしょう。

名古屋市の平均地価は47万円ほどになっており、確かに他の市町村に比べると高くなっていますが、エリアによってはさほど差がないところもあります。そんな名古屋市の中でも比較的高い地価のエリアは、166万円/㎡の名古屋市中区です。

このエリアは名古屋駅から近く、デパートや飲食店、オフィスビルが立ち並ぶエリアになっているため地価は高くなっています。次に高いエリアは中区に隣接している東区ですが、中村区や中区と比べて大幅に下がった66万円/㎡です。

その他のエリアはもっと地価が下がり、北区、天白区、緑区、中川区、南区、守山区、港区に関しては10万円～20万円/㎡となっています。中区、東区と比べてみても圧倒的に違いますよね。

この地価は、名古屋市以外の市町村と比較してもそんなに差はありません。このように名古屋市といっても、エリアによって地価は大きく異なります。

その他の地価を見てみよう

では、名古屋市以外の地価を具体的に見ていきましょう。名古屋市の次に地価が高いところは、名古屋市長久手市で15万円/㎡です。

名古屋市の中でも地価が高かった中区の189万円/㎡と比べるとその差は歴然ですよね。長久手市は、住みよさランキングでも上位になっているエリアで、日本一若い街としても知られています。（2015年　国勢調査）。都市と自然環境の両方をもち、また学校が多いためファミリー層や学生が多く住んでいます。

他にも、長久手市と同じように学校が多い日進市は12万円/㎡、トヨタ自動車の本社がある豊田市は11万円/㎡、八丁味噌の産地でもある岡崎市は10万円/㎡と、10万円～15万円/㎡のエリアが多いです。しかし、地価が10万円/㎡以下の市町村も愛知にはたくさんあります。

例えば、アクセスに便利な豊橋駅がある豊橋市で9万円/㎡、国宝犬山城がある犬山市は6万円/㎡、豊田市に次いで2番目に広い面積をもつ新城市で4万円/㎡などです。中には、1万円台のエリアや1万円を切っているエリアもあり、最も低い地価は豊根村の3,963円/㎡になっています。

これまで愛知の地価を見てきましたが、やはり交通の便がよかったり、住みやすい街は地価も高くなっていますが、エリアによって地価が大幅に異なるのが愛知の特徴といえるでしょう。何を優先するのかで、住むエリアは決めるといいかもしれませんね。

ハウスメーカーと工務店の違いは？

違いについて

注文住宅を建てるときに依頼する業者といえば、「ハウスメーカー」と「工務店」ですよね。しかし、この2つの業者の具体的な違いを知らない方も多いのではないでしょうか。

まず、ハウスメーカーとは全国に支社や支店を展開している大手の会社で、注文住宅の販売をメインに行っています。そのため、施工やアフターフォローは下請けの工務店が行っていることが多いです。

一方で工務店は特定の地域に密着しており、設計や施工、アフターフォローまでを一貫して行っています。それぞれのお客さまや地域に寄り添った対応をするため、工務店によってサービス内容や特徴が違うことも。

ハウスメーカーや工務店によって、経営方法は異なるため一概には言えませんが、大きな違いはこのようになっています。

それぞれのメリット

ハウスメーカーと工務店の違いを説明してきましたが、より違いを分かりやすく理解できるように、それぞれのメリットとデメリットを紹介していきます。まずハウスメーカーのメリットですが、なんといっても全国規模で展開している大きな会社ならではの安心感でしょう。

特定の地域に限定せず幅広く対応しているということは、それだけ多くのお客さまに対応し、多くの実績を誇っているということがいえます。実績が豊富な分、ノウハウが蓄積されているので、安心して注文住宅を依頼できますよね。

もう1つの大きなメリットは、注文住宅のさまざまなプランやシリーズを開発しているということです。それにより、どのような注文住宅にしたいかが、具体的に決まっていない方でも注文住宅の完成形をイメージしやすくなっています。

また、施工の流れがマニュアル化されているため工期が短く、注文住宅の完成が早いというところもメリットといえるでしょう。このように、ハウスメーカーには多くのメリットがありますが、工務店にも多くのメリットがあります。

1つめのメリットは、一人ひとりのお客さまに合わせた柔軟性の高い注文住宅を提供できるところです。大きい規模で対応しているハウスメーカーとは異なり、小さい規模で対応しているため、それぞれのお客さまの細かな要望に応えることができます。

これなら、より理想に近い注文住宅を期待できるかもしれませんね。さらに設計から施工、アフターフォローまでを一貫して対応していることから、担当者や施工スタッフは、全て同じ工務店の方になるため対応が丁寧です。

ハウスメーカーとはまた違った安心感を得られるのではないでしょうか。

それぞれのデメリット

ハウスメーカーのデメリットは、工務店と比較しても自由度が低いところでしょう。ハウスメーカーの施工の流れのマニュアル化や、注文住宅のプランやパッケージを用意しているところはメリットにもなりますが、その分柔軟性が効かないというデメリットにもなります。

そのため、もし希望のデザインがあったときに、細かいところを要求しても実現できない可能性が高いです。しかし、全てのハウスメーカーが細かい対応ができないとは言えず、ハウスメーカーによっても異なるので、気になったところには相談してみるといいかもしれません。

ハウスメーカーに比べて自由度の高い工務店ですが、工期が長く、技術力や品質に安定感がないというところがデメリットです。それぞれの工務店によって、方針や管理体制が異なるため、工務店といっても注文住宅の完成度や対応が大きく異なります。

そのため、いくつかの工務店を訪れて比較することがおすすめです。また工期に関しては、ハウスメーカーの平均工期と比べても倍近い期間がかかることがあります。

このように、ハウスメーカーと工務店にはそれぞれメリットとデメリットがあるので、自分の希望に適した業者を選ぶといいでしょう。ちなみに私は、注文住宅の完成形がイメージしやすく、工期が思っていた以上に早かったことからハウスメーカーに依頼しました。

建てるならどっち？平屋VS階層住宅

平屋

「平屋」とは、2階や3階など階層がない1階建ての住宅です。2階建ての住宅を建てる方が最も多い中で、近年デザイン性の高い平屋が出てきていることから、平屋住宅の人気が高まっています。

そんな平屋のメリットは、階段がないため生活がしやすいことでしょう。もし、自分の子どもがまだ小さかったり、両親と一緒に暮らすことになった場合でも、階段からの転落といった事故を未然に防ぐことができるので、安心して生活できますよね。

また、洗濯ものや掃除をするときも、わざわざ階段の上り下りをする必要がありません。そのため、重い洗濯物や掃除機をもって階段を上がったり、掃除のしにくい階段の角を掃除しなくてすむので、家事もやりやすいのではないでしょうか。

さらに、平屋なら家族全員が同じ空間にいることになるため、家族と顔を合わせる機会が多くなります。それによりコミュニケーションが取りやすくなって、家族の仲がよくなるかもしれませんね。

特に子どもがいる方は、子どもが何をやっているのかを把握しやすいので安心できることでしょう。このようにメリットがある平屋ですが、平屋ならではのデメリットもあります。

まず1つめのデメリットは、階層住宅に比べて費用が高くなることです。平屋を建てるとなると、土地に全ての部屋をつくることになるため、敷地面積が狭いと家や部屋自体も狭くなってしまいます。

そのため、ある程度の敷地面積が必要になってくるのでその分費用も高くなり、また平屋は階層住宅よりも建築費が高いです。これは平屋の最大のデメリットともいえるでしょう。

もう1つのデメリットは、周りの環境からの影響が大きいことです。もし周りに2階や3階建ての住宅が建ってしまった場合、日が当たらなくなったり、圧迫感を感じるかもしれません。

このことから、平屋を建てるときには周りの環境を確認した方がいいでしょう。

階層住宅

階層住宅とは、2階や3階など階層がある住宅のことです。多くの方がこの階層住宅に住んでいるため、街では階層住宅が多く見受けられますよね。

階層住宅が人気な理由はなんといっても、たとえ敷地面積が狭くても延床面積を確保できるところです。階層住宅にしている方の中で最も多い理由になっているくらいなので、階層住宅最大のメリットともいえるのではないでしょうか。

広い面積を確保するとなると、駅から遠いところになってしまったり、逆に交通の便もよく立地がいいところで広い面積を確保するとなると、土地代が非常に高くなってしまいます。しかし、狭い敷地面積でいい階層住宅なら、比較的低価格で通勤がしやすいところに住宅を建てることができますよね。

また階層をつくることによって、家族の中でいい距離感を保つことができるところもメリットでしょう。

そのため2世帯住宅として階層住宅を選択し、階ごとで住み分けている方も多いです。子どもが中学生や高校生と大きくなってきたときに、階層住宅の方がプライバシーが確保できて子どもにとっても嬉しいかもしれません。

階層住宅のデメリットは、高さがある分揺れを感じやすいところです。その揺れは、敷地面積が狭ければ狭いほど、少ない面積で住宅を支えなければいけないため、揺れが大きくなります。

日本は地震が多いので、揺れを感じやすいのは不安だと思う方も多いかもしれません。しかし、ほとんどの業者が揺れに強い住宅を実現しているので心配ないでしょう。

注文住宅を建てる際にチェックしておきたいポイント

間取り

人によって生活スタイルは異なるので、それぞれの家庭の暮らしに合わせた間取りを選択することが非常に重要です。例えば、リビングを中心にしてキッチン、洗面所、浴室、それぞれの部屋を配置した場合、みんなの生活がリビングを通して行われることになるため、顔を合わせやすくなります。

この間取りなら、それぞれが一人の時間を確保できる部屋もありつつ、家族とのコミュニケーションも取りやすくなることでしょう。この間取りとは真逆で、玄関側に部屋を多く配置したり、リビングと部屋がある階を別にする間取りもあります。

これなら、それぞれの部屋が孤立した状態になるため、プライバシーを確実に確保可能です。今は子どもが小さいけど、大きくなったときのことを考えている方、高校生や大学生の子どもがいる方におすすめの間取りといえるでしょう。

このように家庭によって最適な間取りは異なり、間取りによってデザインも変わってくるため間取りは重要です。

デザイン

デザインは、外観のデザインを重視するのか、内装に力を入れるのかで大きく変わってきます。外観のデザインを重視した場合、印象的な住宅にすることができ、内装に力を入れた場合は、生活のしやすさを期待できることでしょう。

どちらを重視するかは、平屋か階層住宅になるのかにも大きく関わってくるため、これはは注文住宅を建てるうえで重要なポイントです。どちらを重視するか決めたら、どのようなデザインにしたいかを考えますが、それぞれのハウスメーカーや工務店によって得意なデザインは異なります。

そのため、モデルハウスを訪れてみたり、ホームページに掲載されている注文住宅を見てみることがおすすめです。もし業者に相談しに行く場合は、考えているデザインを絵に描いたり、参考資料をもっていくとより理解してもらえるかもしれません。

使用素材

注文住宅に使用する素材も決める必要があります。素材を決めるときには、環境に優しい自然素材にするのか、それとも最新の技術を駆使した素材にするのかなどを考えなければなりません。

最近では、自然素材の注文住宅にしている方も増えてきており、自然素材にこだわっている業者も多いです。そもそも自然素材とは、文字どおり化学物質が含まれていない自然な素材で、具体的には無垢材、天然リノリウム、珪藻土などがあげられます。

そんな自然素材の一番のメリットは体に優しいことです。建材などには化学物質が含まれているため、その化学物質が室内に増えて「シックハウス症候群」のリスクが高まりますが、自然素材ならその心配はいりません。

特に小さい子どもがいる家庭には、自然素材がおすすめです。一方最新技術を駆使した素材だと、素材自体の性能が高いため、機能性の高い住宅を実現できることでしょう。

性能

注文住宅を建てるときにチェックしておきたいポイントとして、最後にあげたいものは「性能」です。家は、家族みんながたくさんの時間を過ごす場所になるため、安全、そして生活しやすい場所でなければなりません。

そのような注文住宅にするためには、性能は欠かせないですよね。性能といっても、耐震性、防音性、遮音性などさまざまなものがあり、どれを取り入れたいかを考える必要があります。

中でも耐震性はどの注文住宅でも欠かせない性能になりますが、ほかにも音が気になる方は防音性や遮音性、冬は暖かく夏は涼しくしたい場合は断熱性や気密性などを取り入れるといいでしょう。断熱性や気密性に関しては、省エネやコスト削減にもつながります。

どの性能を取り入れたいのかを考えて、家族みんなが暮らしやすい注文住宅にしてくださいね。

まとめ

愛知でおすすめのハウスメーカーや工務店にあわせて、わたしが注文住宅に関して調べた内容を紹介してきましたがいかがでしたか。この記事が、マイホームを建てるうえで、みなさんの不安要素を少しでも減らすことができていたら嬉しいです。

マイホームは人生で一度の大きな買い物になるので、不安をなくして納得したうえで建ててくださいね。もし気になったハウスメーカーや工務店を見つけた方、注文住宅に興味を持った方は、ぜひ展示場や見学会に行ってみてください。

実際に注文住宅を見ることで、よりイメージしやすくなるのでおすすめです。